広く公共的課題の設定、分析、提言を目的に、計画行政の各分野にたずさわる研究者、行政担当者、実務者等による学際的研究成果の発表と相互交流を行うことを通じて、理論と実践を統合する学問体系の確立をめざす

日本計画行政学会第39回全国大会のご報告

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日本計画行政学会第39回全国大会のご報告

2016年度は「多様性ある地域のかたち」をテーマに開催しました。

     

1.日   時    2016年(平成28年)9月9日(金)~11日(日)
2.開 催 地    関西学院大学(西宮上ケ原キャンパス)
3.大会テーマ    「多様性ある地域のかたち」
           (Diversity in Planning and Public Management)
4.大会役員      

大会会長     濱田 学昭(NPO街づくり支援センター代表)

大会組織委員長  新川 達郎(同志社大学大学院教授)

副委員長     森脇 宏 ((株)地域計画建築研究所代表取締役社長)

大会プログラム委員長  木多 道広(大阪大学大学院教授)

副委員長     梅村 仁(文教大学経営学部教授)

大会運営委員長  長峯 純一(関西学院大学教授)

大会事務局長   市川 顕 (関西学院大学准教授)

事務局次長    石田 祐 (明石工業高等専門学校准教授)

5.大会要旨

地域・都市・街など、地域は時代の中にあって、同時に時代の産物であるとも言える。これまで東京・名古屋と開催されてきた大会では、時代として「成熟社会、縮減社会」を挙げていた。そして、『都市・地域を、新しい時代にマッチしたものに切り替えていくかという、フィージブルなヴィジョンを持つこと』、また『地域における生活の質をどのように維持・発展できるか』が、時代に求められるとしていた。

地域において、時代の中で過去、現在から未来へ向けて、「どのような」「どのように」架け橋(あり方)を考えるべきだろうか。あり方として、まったく新たなものは困難であろう。地域それぞれの過去と現在を活かす「固有性」、地域の持続的発展を考える「復元性」、地域での「チャレンジ可能性」、種々の分野に広く係わる「総合性」が重要ではあるが、「あり方」として最も重要な軸の一つが「多様性」であろう。

多様性の重要さは認識されていても、地域のプラニングやマネジメントを行う軸として理解が十分かと言えば、そうではない。地域において個性と多様性が混同視されているようにも思われる。個性は現在の特質を掘り起し、生かすことが基本であるが、多様性は生み出すものである。未来を取り入れる中で、過去と現在を共に活かすことが多様性であろう。時間の前後だけでなく、多様性には、地域の生活、生産・消費、文化等の積極的な「混合」「共生」が重要である。

本大会では、「多様性ある地域のかたち」をテーマとして、「どのような」多様性を「どのように」生み出すのか、多様性は地域に理解されているのか、について、広くそして掘り下げて議論していきたい。

例えば、○多様性ある地域の実態(特性・歴史性ある自立した中規模都市の存在、大都市圏の「経済の傘」が外れ、成長都市からさほど遠くない位置にある過疎の地域の存在)、○多様性ある社会経済的実態(地域の多様なものづくり、地域スポンサーとして地元有力企業の社会経済活動、おもてなしビジネス、飲食の業種業態、観光業)、○多様性を生み出す(伝統的特色ある文化、独自性・多様性を創る自治体の独自条例、地域のインフラ・建物等の資産のリノベーション、新成長製造業)、○多様性の地域理解(混合への市民の理解・評価、国際観光業)などについて、多様性を軸に地域のかたちを発信していきたい。

6.大会参加費 

費目

会員種別

事前払込

当日受付

参加費

一般会員

3,500円

4,000円

学生会員

1,000円

1,500円

非会員

4,500円

5,000円

懇親会費(共通)

3,500円

4,000円 

エクスカーション費(共通)

3,000円

〇事前払込制度を導入しております。当日受付より割安ですので、ぜひご活用ください。

〇事前払込にあたっては、ニュースレター同封の払込取扱票の通信欄に必要事項をご記入の上、該当する金額を下記の口座宛に払込ください。

〇エクスカーションの申し込みについては、参加受付は事前払込みによって行います。募集人数(30人)に空きがあった場合にのみ、9月9日(金)当日、受付にて追加募集を行います。

詳しくは、プログラムをご参照下さい。

〇スムーズな受付のため、可能な限り8月21日までに払込手続きをお願いいたします(払込者情報を学会事務局が把握できるまで払込日から数日かかるため、8月21日以降に払込いただいた場合は、念のため郵便振替払込請求書兼受領書(払込取扱票の右半分))を当日ご持参ください。

払込内容が確認できない場合、当日受付を適用させていただく場合があります)。

<郵便局カウンターの払込取扱票を利用する場合>

下記必要事項を必ず明記ください。

〇払込取扱票の通信欄への記入事項

氏名、所属、会員種別、払込内容 (例:新月太郎、三日月大学、一般会員、参加費・懇親会費)

〇払込先の郵便振替口座

口座記号番号:00160-4-601314

口座名称(漢字):一般社団法人日本計画行政学会全国大会

口座名称(カナ):シャ)ニホンケイカクギョウセイガッカイゼンコクタイカイ

<インターネットにて振込をする場合>

下記必要事項を必ず明記ください。

〇振込者の氏名欄への記入事項

氏名、所属、会員種別、振込内容 (例:新月太郎 三日月大学 一般会員 参加費 懇親会費)

 なお、振込先口座は上記と同じです。

<注意事項>

〇大学の公費等で払込の場合など、通信欄に個人名を記載できない場合は、払込日と払込者およびその内訳を jappm2016@ml.kwansei.ac.jp  までご連絡ください。

〇本大会の基調講演は、関西学院大学産業研究所との共催です。

7.プログラム

【第1日目】9月9日(金)

8:30-9:15

受付開始(G号館総合体育館側エントランス)

9:15-10:45

●研究報告A ●ワークショップA 

10:45-11:00

休憩

11:00-12:30

●研究報告B ●ワークショップB

12:30-13:30

昼休み

13:30-14:20

●開会式 大会会長挨拶 濱田学昭(NPO街づくり支援センター代表)

 

               学会会長挨拶 根本敏則(一橋大学大学院教授)

 

         学会賞受賞式

14:20-14:30

休憩

14:30-15:30

●基調講演其の1(一般公開プログラム、共催:関西学院大学産業研究所)

 

演 題:「風は西から「女性と文化のルネサンス」」

 

講 師:冨士谷あつ子氏(評論家、日本ペンクラブ名誉会員、京都文化創生機構理事長)

15:30-17:00

●基調講演其の2(一般公開プログラム、共催:関西学院大学産業研究所)

 

(1)演 題:「転居魔・谷崎潤一郎が見た阪神間の生活文化」

 

講 師:たつみ都志氏(武庫川女子大学名誉教授、近代文学研究者)

 

(2)演 題:「阪神地域の文化行政と文化産業、生活文化住宅都市としての西宮市の多様化と魅力」

 

講 師:河内厚郎氏(評論家・文化プロデューサー、阪急文化財団理事)

 

(3)演 題:「日本食の伝統継続と国際化に向けた日本食の展開・創生と店舗づくり」

 

講 師:小嶋淳司氏(がんこフードサービス㈱代表取締役会長)

17:00-17:30

移動

17:30-19:00

●懇親会(会場:関西学院会館)

10:00-14:20

●パネル・ポスター展

【第2日目】9月10日(土)

8:30-9:00

●受付開始(G号館総合体育館側エントランス)

9:00-10:30

●研究報告C ●ワークショップC

10:30-10:45

休憩

10:45-12:15

●研究報告D ●ワークショップD

12:15-13:00

昼休み

13:00-13:30

●第16回計画賞の紹介

 

最優秀賞の報告

 

   「秦野市公共施設の再配置に関する方針」及び「秦野市公共施設再配置計画」

 

   (神奈川県秦野市)

13:30-13:40

休憩

   

13:40-15:10

●研究報告E ●ワークショップE

15:10-15:25

休憩

15:25-16:55

●研究報告F ●ワークショップF

16:55-17:10

休憩

17:10-17:30

●全国大会優秀発表賞表彰式 ●閉会式

9:00-17:10

●パネル・ポスター展

【第3日目】9月11日(日):エクスカーション

プログラム内容

●阪神間モダニズム名建築視察および酒造地帯散策(兵庫県西宮市)

 

○武庫川女子大甲子園会館

 

(旧甲子園ホテル、阪神間モダニズム名建築(F.L.ライトの弟子・遠藤新設計)

 

○大澤本家酒造(灘五郷の中で築60年以上の木造蔵)、○宮水発祥の地

 

○白鹿クラシックス昼食、○白鹿酒造博物館、○酒造地帯散策

集合・解散

●集合:9:45(阪急電鉄西宮北口駅近傍バス乗場)

 

●解散14:30(阪急電鉄西宮北口駅)

8.第39回(2016年度)全国大会大会要旨集(電子版) NEW!!

要旨集の再改訂版を掲載しました (2016/09/08)

 こちらをダウンロードしてください→ 要旨集(再改定版)0908

※電子公開は今年度末(平成29年3月末日)までの期間限定です。ご注意ください。 

※電子公開に伴い、大会当日の大会要旨集の配付はありませんが、各会場において、発表者が発表資料を準備しております。ただし、数に限りがあります。

第39回全国大会についてのお問い合わせ先

 関西学院大学産業研究所 市川 顕

 E-Mail:jappm2016@ml.kwansei.ac.jp

詳細が確定次第、日本計画行政学会HPにてお伝えします。また39巻3号同封の大会プログラムもご参照ください。

 

 


第39回全国大会 

研究報告、ワークショップ公募のご案内


 
 全国大会での研究報告およびワークショップ企画を以下の要領で募集します。
ふるってご応募下さい。

    ※ 応募は締め切りました。多数のご応募ありがとうございました。

研究論文の公募

大会テーマである「多様性ある地域のかたち」にそった研究報告ならびに計画行政全般に関わる研究報告を募集します。下記の内容を明記したPDFファイルをE-Mailでご応募ください。

 (1)論文タイトル(邦文および英文)

 (2)著者名、所属(邦文および英文。著者が複数の場合は発表者を明記)

 (3)報告要旨(800字以内)

 (4)対応責任者名、所属、連絡先住所、電話番号、E-Mail

申込期間は平成 28年4月11日(月)~5月15日(日)です

※随時、受信確認のメールを返信します。数日経過しても返信がない場合は、下記応募先までご連絡ください。

ワークショップ企画の公募

大会テーマである「多様性ある地域のかたち」にそったワークショップ企画案を募集します。以下を明記したPDFファイルをE-Mailでご応募ください。

(1)企画テーマ(邦文および英文)

(2)要旨(800字以内)

(3)対応責任者名、所属、連絡先住所、電話番号、E-Mail

申込期間は平成 28年4月11日(月)~5月15日(日)です

※随時、受信確認のメールを返信します。数日経過しても返信がない場合は、下記応募先までご連絡ください。

採択結果のご連絡ならびに大会要旨原稿の提出

研究報告ならびにワークショップ企画の採択結果については、プログラム委員会での選考を経て決定し、平成28年5月29日(日)までに対応責任者にE-Mailにて通知します。その際、大会要旨集原稿の執筆要領、原稿見本(Wordファイル)を添付します。

採択された研究報告ならびにワークショップ企画については、大会要旨集原稿の提出を求めます。提出期限までに原稿が提出されない場合、発表は認めません。なお、大会要旨集原稿の提出期限については採択結果のご連絡の際にお伝えします。

 

研究報告・ワークショップ企画の応募先

 大阪大学大学院工学研究科 木多 道宏
 E-MAIL:japa-2016taikai@kir.jp

パネル・ポスター展の出展者の公募(募集期間延長)

※ 応募は締め切りました。多数のご応募ありがとうございました。

第39回全国大会では、学会員、自治体、シンクタンクの
情報発信と交流の場として「パネル・ポスター展」を開設します。

研究活動等の報告、大学、自治体、シンクタンクでの取組の紹介、出版物などの配布、展示など、情報発信、交流ができる場です。

このたび、募集期間を延長することといたしました。

なお、皆様からのご要望にお応えして、展示物前での説明は、「研究発表」の場合のみを「必須」とし、「活動紹介」の場合は「必須としない」ことにいたしました。

これを機会に、是非ともご出展いただきますようお願い申し上げます。
皆様の積極的なご応募をお待ちしております。

<募集テーマ>
(1) 全国大会テーマ「多様性ある地域のかたち」に関連する活動紹介・研究発表
(2) 学会団体会員の活動紹介・研究発表
(3) 学会専門部会の活動紹介・研究発表
(4) 関西支部主催「関西自治体シンクタンク情報交流会」参加団体の活動紹介
(5) 関西自治体のシティプロモーションの活動紹介(学会員以外でも参加可能)
※出展内容が募集テーマにそぐわない場合、展示をお断りすることがあります。

<締切>
平成28年7月12日(金)

<募集要項・申込書>
パネル展募集要項(新)(PDF)

パネル展申込書(Word)

<応募先・お問い合せ先>
大会パネル・ポスター展運営委員会
E-MAIL:jappm2016p@gmail.com (@の前に「p」を忘れずに付けてください)

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